蘭越いとう農園 Rankoshi ITO Vineyard (北海道蘭越町)

蘭越いとう農園とは
蘭越いとう農園は、北海道の西部、周囲が山々に囲まれた盆地で、自然豊かな蘭越町にあります。ぶどうを栽培しているのは、街から約10km、ニセコ連峰の山のふもと、標高約200メートルに位置する「上里」という地区。
南向きの傾斜地で日当たりがよく、水はけの良い、ワインぶどうの栽培に適した場所として、この地を選びました。
春から夏は温暖で、秋は昼夜の寒暖差があり「程よい酸味」のあるぶどうとなります。
栽培には、緑肥作物のすきこみや有機物の補給により、潜在的な地力を引き出し、環境に配慮した農業を心がけています。

栽培品種(2019年現在)
ソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ブラン、オーセロワ、トラミーナ、栽培面積:約1ha

マークの由来
私たちのぶどう畑の真ん中にある大きな木。
昔からこの土地をずっと見守り、私たちの畑を今も見守っているこの木をモチーフに私たちが大切にしている「土」と「葉」を組み合わせ蘭越いとう農園のシンボルマークにしました。

醸造所・10Rワイナリー
ワインづくりの豊富な知識と経験を持ち、ワインづくりの発展のみならず、人材の育成にも寄与している、アメリカ人醸造家ブルース・ガットラヴ氏。
つくり手の考えを尊重し、つくり手自らに考えさせ、作業を実践させるというブルース氏に師事し、ブルース氏が営む岩見沢の10Rワイナリーに醸造を委託しています。
野生酵母で発酵させた果汁に酸化防止剤の使用をできるだけ抑え、無濾過、無清澄材で瓶詰めし、私たちのぶどうの美味しさを最大限に引き出したワインに仕上げていただいています。

農林水産省の職員として26年間、地域農業生産振興など、農業者を政策面で後方からサポートする仕事を行ってきました。
サポートする側から、次第につくる側の仕事がしたい、という思いを強くし、新規就農を決意。
公務員を退職し、日本酒の酒蔵でアルバイト後、蘭越町で20年以上醸造用ぶどうの栽培を続ける松原農園での研修を経て、平成28年から蘭越町上里地区でぶどう栽培を中心とした農業経営をスタートしました。
「いいワインはいいぶどうからつくられる」「ワインづくりは農業」と言われます。
良品質のぶどうを栽培することを第一として、天候や土の状態を考え、畑の中でぶどうの気配を感じ取れるよう、丁寧なぶどうづくりを行っています。

蘭越いとう農園 代表・伊藤孝信
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