グレープ リパブリック GRAPE REPUBLIC INC 〈山形県南陽市〉

2017年設立
山形県南陽市の風土を生かして作られたぶどうによる
“Made of 100% Grapes.”の自然な造りのワインを手がけています。

土地ごとの気候、地勢、土壌のみならず、そこに暮らす人や、人々が育んできた文化をも含めたテロワールという概念。GRAPEREPABULIC/グレープリパブリックとは、それらを第一に考えたワイナリーです。畑と醸造施設を構えるのは、北に丘陵、南に沃野が広がる山形県南陽市新田1日を通して寒暖差が大きく、風が強く湿度の低い気候により作物が病気になりにくく、水はけのよい石灰質の地質を持つ、ぶどう作りに大変適した土地であります。また南陽市のワイン造りの歴史は長く創業100年以上のワイナリーもあります。しかし、昨今は農家の高齢化に伴い、あちこちに耕作放棄地が目立つようになってきています。
畑と醸造施設を構えるのは、北に丘陵、南に沃野が広がる山形県南陽市新田1日を通して寒暖差が大きく、風が強く湿度の低い気候により作物が病気になりにくく、水はけのよい石灰質の地質を持つ、ぶどう作りに大変適した土地であります。また南陽市のワイン造りの歴史は長く創業100年以上のワイナリーもあります。しかし、昨今は農家の高齢化に伴い、あちこちに耕作放棄地が目立つようになってきています。

ぶどう
GRAPEREPUBLICのワインを表現する言葉のひとつに、“Made of 100% Grapes”というものがあります。ワインの原料となるのは、南陽市や置賜地区の風土を生かして作られたぶどうをはじめとする健康で糖度の高いワイン用ぶどう。余分と考えられるものは何ひとつ加えません。そして、それはぶどう作りの過程においても同様。自社ぶどう園では除草剤や殺虫剤をはじめとする農薬はもちろんのこと、肥料も与えません。醸造に至っては、酸化防止剤は使用せず、補糖や補酸も一切行わず、酵母は天然のものだけにこだわっています。

また、ワイン造りには種の周りにある酸が不可欠であるため、種をなくすジベレリン処理も施していません。すべてを健全なエコサイクルのなかでまかなっているのです。見かけや食べやすさは問わず、味と糖度だけを求めるワイン用ぶどうだから可能な手法といえましょう。2015年に100kgだったぶどうは、周囲の契約農家の協力もあり、2019年には60tとなりました。また2020年には約1.5haの自社ぶどう園を増設し、今後は新品種を加え収量100t以上10万本のワイン造りを目指しております。

醸造
2年に及ぶ建設期間を経て、2017年9月末に醸造施設が完成しました。施設の大きな特徴となるのは、スペインから直輸入した陶器の醸造壺を地中に埋めて醸造するアンフォラ醸造。大きなものは1000Lのものなど17基からなるアンフォラ醸造施設は国内最大級の施設です。アンフォラ醸造は収穫したぶどうを除梗機で実と枝に分けたあと、プレス機にかけたり、時には足で踏むことにより破砕したものや、皮ごとの実をアンフォラ内に保存します。あとは別の菌に冒されないよう、二酸化炭素のガスとともに密閉するだけで、自ら発酵してワインができるという代物です。アンフォラによる製法自体は8000年ほど前からあるものですが、ナチュラルワインを作るのに適していることから、復活を遂げ世界中で使われ始めております。GRAPEREPABULICではステンレスなどのタンクも併用していますが、メインとなるのはアンフォラのもの。ここで造られるワインが「ぶどうそのものよりぶどうっぽい」と言われるわけは、そんなところにもあるのです。ぜひ、その自然な風味をあなたの五感で感じてみてください。

目標
日本ワインは現在成長過程であり、海外ワインに比べて、まだまだ魅力を捉えづらいところがあると思います。生産者が確立された多くの海外産地では、「この地域でこのぶどうを使わなければいけない」というような厳格な法律が存在します。しかし日本には酒税法以外の酒造りに関する法律が存在しません。ネガティブに考えれば競争性が無い分、発展性がなく美味しいワインが生まれてこないと言う事です。しかしポジティブに考えれば何も強制されない分、自由で個性が出しやすいと言う事です。また、海外では気候や土壌の影響で、濃厚なぶどう造りが主流ですが、日本で、生食ぶどうが盛んだったため、繊細なぶどうが多く作られ来ました。しかし、その繊細さが逆に武器になると私たちは考えています。日本には日本ワインにしか造りえない個性があると感じます。それは香りの良さやミネラル感、果実を感じるほどのフレッシュ感です。自然が造った作物「ワインは農作物である」これこそが私たちが考えるこれからの日本ワインであり、GRAPE REPUBLICが目指す個性のあるワインなのです

また、ワイン造りには種の周りにある酸が不可欠であるため、種をなくすジベレリン処理も施していません。すべてを健全なエコサイクルのなかでまかなっているのです。見かけや食べやすさは問わず、味と糖度だけを求めるワイン用ぶどうだから可能な手法といえましょう。2015年に100kgだったぶどうは、周囲の契約農家の協力もあり、2019年には60tとなりました。また2020年には約1.5haの自社ぶどう園を増設し、今後は新品種を加え収量100t以上10万本のワイン造りを目指しております。
6