レミ デュフェイトル Rémi Dufaitre

​Rémi Dufaitre レミ・デュフェイトル   from Beaujolais​
やんちゃな見た目からは想像が出来ない、繊細で美しくて、果実味豊かなボジョレーワイン。
2006年、レミ・デュフェイトルとローランスはブルイィやコート・ド・ブルイィ周辺の畑を購入しワイン造りをスタートしました。当初より葡萄栽培は有機にて行っておりましたが、醸造設備等は一切なく、収穫した葡萄は全て共同組合に売っていましたが、2人にとって納得がいく葡萄が収穫出来た時に、満を持して自ら醸造。そのワインをジャン・フォワヤールやジャン・クロード・ラパリュらに試飲してもらうと、彼らはすぐさまレミの溢れる才能を見出し、レミに醸造所の立ち上げを提案、2011年に自身のドメーヌを立ち上げました。
ジャン・フォワヤールやラパリュはレミにさらにワイン造りのコツを教え、レミをパリのカヴィスト達に紹介していったのです。そして、パリのシャトーブリアンの試飲会ではジャンやラングロールのエリックなどと共に若手自然派生産者代表として肩を並べました。まさにこれが彼の醸造家としての大きなスタートでした。
醸造はボジョレーの伝統を継承し、全房を使用したマセラシオンカルボニックで温度コントロール等を行いながら、発行中の葡萄が果汁に接触しないように多くの注意を払いながら行われます。彼はそれぞれのワインをテイスティングし瓶詰ながら、瓶詰前の酸化防止剤添加の判断を慎重に行っています。
かのジュールショヴェの教えを勉強する若手メンバーの一員でもあり、日曜の午後に集まっては翌日の朝方まで自分達のワインについて仲間と語り合い刺激し合う、その進化への貪欲さは彼のワインをこの先、さらに高みへと導いていく事でしょう。
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